特開2003-210145

【発明の名称】冷凍スープ含有食品

【課題】 好きな分量だけ取り分け解凍して食することが容易にできるスープを含有する食品の冷凍品を提供すること。バラ凍結された素材を例えば電子レンジで加熱解凍後、熱湯を注ぐだけで、素材の量とバランスのとれたスープ濃度の、具材も豊富なスープ含有食品を提供すること。

【解決手段】 濃縮スープを表面にからめた素材からなる冷凍スープ含有食品。濃縮した調味液を素材の表面に吹き付けることにより濃縮スープを表面にからめる。調味液のBrixが30~70%である。素材が米飯および/または麺類を含むものである。冷凍スープ含有食品が炊飯した米飯の表面に濃縮した調味液を噴霧したものである。素材としてさらに具材を含むものである。

・・・実施例1<キムチクッパ>本発明のキムチクッパは下記の工程で製造することができる。
―工程―洗米→一次浸漬→一次蒸し→二次浸漬*→二次蒸し*→調味料噴霧(13.3kg/炊飯米100kg)→油噴霧→具材投入(40kg/炊飯米100kg)→凍結:-45℃、約30分→包装調味液の組成は表1、具材の組成は表2の通りである。表1の原料を混合、撹拌し、80℃まで加熱し、調味液とする。また、表2の原料を80℃まで加熱した後に、混合、撹拌し、具材として投入する。

特開2003-9784

【発明の名称】食品の消臭及び風味改良方法

【課題】安全で、効果の高い消臭及び風味改善効果のある新規な組成物を提供すること。

【解決手段】酸化還元酵素活性を有し、さらに(a)植物組織の破砕液を搾汁して製造されたパルプ、(b)植物組織の搾汁液を遠心分離して製造された不溶物画分、(c)植物組織の搾汁液をろ過して製造された篩別パルプのいずれか一つまたは複数からなる植物組織処理物、または(a)から(c)のいずれか一つまたは複数を乾燥して製造された植物組織処理物及びフェノール性化合物を含有することを特徴とする、消臭効果を有する飲食品、食品用消臭剤を提供する。

・・・加工食品において、タンパク質原料由来の好ましくない臭気やレトルト調理加工に特有のレトルト臭が問題となる場合、加工時に本発明の組成物を施用することにより、好ましくない臭気を低減することが可能となる。
・・・レトルト調理加工品であるレトルトパウチ食品としては、例えばカレー、シチュー、ハヤシ、ミートソース、ハンバーグ、ミートボール、麻婆豆腐の素、牛丼・中華丼・親子丼などのどんぶりものの素、釜飯の素、おでん、スープ、クッパ・おかゆなどの米飯類、ぜんざい、などが挙げられ、これらに対して有効である。

特開2001-275588

【発明の名称】容器入り調理用加工米

【課題】雑炊やお茶漬け、リゾット風等の調味液と共に米を加熱して食する調理米飯類を提供するにあたって、短時間の電子レンジ加熱で、例えば1食分(加工米100g、調味液100g)を電子レンジ1300Wの場合45秒程度の加熱で食することができ、そして時間が経過しても花が咲かず、米粒の粒残りが良く、食感が軟らかくなり過ぎず、調味液に米の澱粉が流出しにくく、調味液が濁らず糊っぽくならない調理用加工米を提供する。

【解決手段】調理用加工米であって、実質的に米糠を含まず、水分54~60%、澱粉のα化度86%以上、一辺が8mmの網目を通過しない米粒の団塊が50%以下である容器入り調理用加工米。

・・・本発明の調理用加工米とは、調味液と共に加熱して食する調理米飯類用の加工米をいう。ここでいう調理米飯類とは、電子レンジ加熱、鍋による直火での加熱、お湯を注いで温める等の簡易の加熱で食することができる雑炊、お茶漬け、五目御飯、炊き込み御飯、リゾット、クッパ、ピラフ、パエリア、ドリア、チャーハン、ライスサラダ等の米類を調味して食する料理に相当するものをいう。

特開平7-31441

【発明の名称】容器入り冷凍食品

【目的】 電子レンジで解凍後、簡単な操作を施すだけで、作りたての状態で食に供することが可能な容器入り冷凍食品を提供をする。

【構成】 容器の底部に冷凍した固形食品及び必要により副固形食品が入れられ、これらの上部に、周囲に該容器の開口部に係止させるための鍔を備え必要により小孔を設けた略凹状の側壁と底部からなる中蓋が、該中蓋の底部に冷凍した調味液及び必要により具材を入れた状態で、上記容器の開口部を覆うように載置され、さらに該鍔の最内側の周囲付近に、その全周のうちの一部を接続部として残して切り離せるように形成した切り離し部を設けてなる容器入り冷凍食品。

・・・本発明において、その対象となる食品としては、具体的には、例えば、牛丼、親子丼、中華丼、天津丼、マーボ丼、カツ丼、天丼、カレーライス、カツカレー、ハンバーグカレー、ハヤシライス、カレーうどん、きつねうどん、ラーメン、スパゲティ(ナポリタンソース、ミートソース、その他)、カルビクッパ、茶漬けなど、熱くした状態の調味液及び必要により具材をかけて食に供するような食品が代表的なものとして挙げられるが、これらの食品に限定されるものではなく、これらと同様の食品であれば適宜のものを対象とすることができる。