特開2006-34190

【発明の名称】加工米飯、加工米飯調理物および加工米飯の製法

【課題】湯や調味液を添加して電子レンジ調理加熱などの短時間加熱で雑炊などの調理物を容易に得ることができる、安価で食味・食感に優れる長期保存可能な加工米飯、加工米飯調理物およびその製法の提供。

【解決手段】精白米を常温の水で洗米後、浸漬水に浸漬することなく、常温の水を米粒の周囲に通過させ水切りし、次いで炊き水を添加して炊飯後、ガスバリヤー性耐熱容器中に充填し、完全に密封した加工米飯1であって、米飯の表面近傍2は澱粉のα化が大いに進行しているが、米飯の中心部3は澱粉のα化があまり進行しておらず、米飯の表面近傍2の澱粉のα化度をA、米飯の中心部3の澱粉のα化度をBとすると、A>Bの関係があり、そして湯や調味液とともに加熱して調理した後においても米粒が原形を留めており、食すると米飯の中心部に適度な歯応えを有する。

・・・一般の人でも湯や調味液を添加して電子レンジ調理加熱などの短時間加熱で雑炊、茶漬け、五目ご飯、炊き込みご飯、クッパ、ドリア、チャーハン、ライスサラダ、ピラフ、パエリア、リゾットなどの調理物を容易に得ることができる、安価で食味・食感に優れる長期保存可能な加工米飯・・・