特開2003-9784

【発明の名称】食品の消臭及び風味改良方法

【課題】安全で、効果の高い消臭及び風味改善効果のある新規な組成物を提供すること。

【解決手段】酸化還元酵素活性を有し、さらに(a)植物組織の破砕液を搾汁して製造されたパルプ、(b)植物組織の搾汁液を遠心分離して製造された不溶物画分、(c)植物組織の搾汁液をろ過して製造された篩別パルプのいずれか一つまたは複数からなる植物組織処理物、または(a)から(c)のいずれか一つまたは複数を乾燥して製造された植物組織処理物及びフェノール性化合物を含有することを特徴とする、消臭効果を有する飲食品、食品用消臭剤を提供する。

・・・加工食品において、タンパク質原料由来の好ましくない臭気やレトルト調理加工に特有のレトルト臭が問題となる場合、加工時に本発明の組成物を施用することにより、好ましくない臭気を低減することが可能となる。
・・・レトルト調理加工品であるレトルトパウチ食品としては、例えばカレー、シチュー、ハヤシ、ミートソース、ハンバーグ、ミートボール、麻婆豆腐の素、牛丼・中華丼・親子丼などのどんぶりものの素、釜飯の素、おでん、スープ、クッパ・おかゆなどの米飯類、ぜんざい、などが挙げられ、これらに対して有効である。